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イラストレーターYukiの雑記

"婚活"の生みの親、白河桃子先生のお話を聴いてきました

 2015年11月28日(土)、「あすばる男女共同参画フォーラム2015」に出かけてきました。目当ては、白河桃子先生の基調講演「男と女のライフデザイン –働く・結婚・子育て-」。

 

白河先生は少子化や女性の社会進出、ワークライフバランスなどの分野を専門とするジャーナリストで、いまや誰もが知る「婚活」という言葉・概念を、山田昌弘氏 との共著『婚活時代』で最初に提唱した方です。

 

私は就職活動中に先生の著作『女子と就活 ―20代からの「就・妊・婚」講座』を読んで以来、先生の著作のファンなので、今回先生のお話を生で聴けるとあって、とてもワクワクして臨みました。

 

会場は福岡県春日市のクローバープラザ。JR春日駅周辺はのどかな田舎町という感じなのですが、駅を出てすぐ目の前に現れるこの建物だけとても大きくて目立っていました。

 

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初めて実感した、「世代間のギャップってこういうことか…」

今回の講演の内容は、先生の著作を読んできた私にとっては目新しい情報はあまりなかったのですが、講演を聴いて強く印象に残ったことが1つありました。それは、「中高年と若年層の間の隔たり」を感じさせる、ある出来事でした。

 

今回の来場者はほとんどが女性で男性は1割程度、全体の年齢層は40代~60代ぐらいのようでした。そのような状況で、もし聞き手が20代の若者たちであったならばきっと起こらなかっただろうと思うようなことがあったのです。それは、白河先生が「最近の若者は男女ともに受け身が多い」という話をされたときのことでした。

 

先生はまず、「最近の女子の7割が、恋愛においては異性からのアプローチを待つタイプであると答えている」というデータを示されました。続いて、「しかし男子も、約6割が異性からのアプローチを待つタイプであると答えている。これが日本の現状で、若い男女がともに待ち受け状態では何も起こらない」ということを述べられました。そのとき、場内でどっと笑いが起きたのです。

 

このデータは先生の著書の中でも示されていましたが、私はその部分を読んだとき、「確かに周りを見ても、みんなそうだなあ」と思って納得しました。おそらく若者であれば、多くの人がそういう反応をするでしょう。

 

でも中高年の方々にとっては、笑っちゃうような面白いことと捉えられる。そのことにびっくりしました。それは、「男子が女子からのアプローチを待っているだなんて、女々しくておかしい」という、男子に対するステレオタイプ的なものを前提とした笑いでもあったのかもしれません。でも、場内で笑いが起きたときに私が感じたのは、彼らの中の固定観念とか古い見方というより、「ひとごと感」でした。

 

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女子も男子も、受け身状態。そして若者が結婚せず、子どもも生まれない。こういう、若者にとっては周囲の状況として当たり前の話が、中高年層にとってはひとごとであり、笑い話になってしまう。

 

高齢化が進み、日常生活においても「お年寄りが増えているんだなあ」と実感する機会が多くなってきたものの、若者にとって彼らの考えに触れるような機会は少ない。中高年層と若年層との間の意識の違いを実感する機会は、これまでの私にはあまりありませんでした。

 

でも今回初めて、中高年の方々にとって、若者の未婚化・晩婚化や少子化といった問題に対する心理的距離は、私たちが考えているよりずっと遠いのではないかと、はっとさせられました。私たち若者は、自分たちの将来のために、何ができるのでしょうか。私は、何かをしたいと思うけれど、何をしたらいいのでしょう?

 

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著書や講演を通して、若者に様々な学びや気づきのきっかけをくださる方々に感謝です。これからもいろいろ勉強していかないといけません。

 

 

Yuki