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お絵描き中!

イラストレーターYukiの雑記

さすがプロ!自動車学校の教官に学ぶ、態度の悪い生徒への注意のしかた

 私は大学4年生の後半に車の免許を取りました。確か半年くらい教習所に通ったと思います。

 

教習所に通ったことがない方のために少し説明しておくと、自動車学校での教習には「学科」と「実技」があります。「学科」は普通の学校での授業と同じで、教室で複数の教習生に対して、教官一人が前に立って道路標識や交通ルールに関する講義をします。「実技」はずばり、実際に車を運転して練習することですね。

 

あるとき、私が通っていた自動車学校での学科の授業中に、印象に残った出来事がありました。

 

 

 見るからに「悪そう」な生徒に、教官がかけた言葉は…

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自動車学校というのは、人によって通うタイミングがばらばらなので、結構色々な人がいます。大学生が多いですが、高校を卒業したばかりという感じの若者もいるし、中には年配の方もいます。

 

その日私が受けた学科の授業には、見るからに「悪そう」な感じの男子がいました。年齢は高校生から10代後半くらいに見えました。彼は明らかに態度が悪く、ほとんど教官の話を聞いていないようでした。周りの生徒たちは、いつ彼が教官から注意されるかと、ハラハラしていたと思います。

 

しばらくして、その男子のあまりの態度に、教官がついに「そこの君!」と声をかけました。教室内に緊張が走ります。でも教官が続けた言葉はちょっと意外なものでした。「体調悪いの?大丈夫か?きついのなら無理しなくていいから帰りなさい。」

 

声をかけられた男子は「あ、大丈夫です」みたいな返事をして、とりあえず開いてもいなかったテキストを引き寄せて見始めました。私はこの教官の対応を見て、「うまいなあ」と思ってしまいました。

 

きっと、自動車学校の学科の授業で不真面目な態度を取る人なんて、たくさんいるのでしょう。そういう人たちをいちいちまともに説教していたら大変ですし、場合によっては逆切れされてしまうかもしれません。しかし注意しないわけにもいきません。

 

そこで「体調悪いの?大丈夫?」と声をかければ「君がちゃんと聞いていないことはバレてるよ」と伝えることができるし、心配している体なので相手もいきなり怒鳴り返したりはしにくくなります。また、この教官は、「聞く気がないなら退室せよ」ということも、角を立てることなく伝えています。余計な説教でほかの生徒たちの学ぶ時間を奪うこともないし、注意された男子がもし本当に帰りたかった場合、いなくなってくれるでしょう。さすがです。慣れてるんだろうなと思いました。

 

何度も使える手ではありませんが、手におえない生徒に対して何と注意したらよいのか悩んでいるという先生方は、試してみてはいかがでしょうか。

 

 

Yuki