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お絵描き中!

イラストレーターYukiの雑記

英語ができないのは、あなたが英語を難しくしているからだ

考えたこと 英語/海外 マンガあり

1年くらい前に、過去記事で紹介した行動力の高い姉と母が二人でアメリカへ旅行に行きました。

 

アメリカには我が家の親戚がいて、彼らに会うことが目的の1つだったのですが、彼らは日系3世~4世で日本語が全く話せない。そして姉&母は全く英語が話せない。親戚のみなさんに会うのも20年ぶりくらい…。

 

行動力がやたら高い姉は、英語力は恐ろしく低い。たぶんそこらの中学生よりもしゃべれません。出発前に「二人とも英語しゃべれないのに大丈夫?」と聞いたら、

 

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と、謎の自信に満ちていました。

 

こんな調子なので周りは心配していたのですが、なんとか二人のアメリカ旅行は無事に終わりました。(なんとかなるもんですね)そして帰国して数日後、母が「アメリカでお世話になった親戚の方たちにお礼のメールを送りたい」と言い出しました。

 

「送ったらいいんじゃない?」と言うと、「英語が書けないから、Yukiに訳してもらいたい」とのこと。「いいよ。じゃあ書きたい内容を日本語で書いて、私に送ってね」と伝えると、その後、なんだか難解な長文が送られてきました。

 

 

 

 

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…。

 

 

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おそらくですが、母は「英語の文章を作る」となると、無意識のうちに「かっこいいこと書かなきゃ」と思ってしまっているのではないかと思うのです。

 

---

 

さて、それから1年ほど経って、最近のこと。

 

アメリカの親戚たちが、今度は日本へ観光にやって来ることになりました。彼らから“upcoming visit”というタイトルのメールが届き、どうやら日本に来るらしいということがわかった母は大慌て。

 

再び私が返信メールの英語訳を頼まれ、本文を作成していざ送信しようというときに、母がLINEでこんなことを言ってきました。

 

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母は upcoming visit を「近づく訪問」と訳したみたい。たぶん何かで一生懸命調べたんだろうなあ…と思いながら、母がPCでのメールのやり取りに慣れていないということも考えて、

 

「あれは『今度の日本行きについて』みたいな意味だよ!パソコンでのメール返信のときには、基本的に相手が書いた件名を変える必要はないと思うよ。そのままでいいよ!」

 

と教えてあげました。

 

 

 

そしたら返ってきたLINEのメッセージ↓

 

 

 

 

 

 

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 ズコッ

 

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どうしても変えたいらしい・・・

 

 

英語学習の落とし穴「自分でハードルを上げている」

姉は行動力とともに割り切り力があって、「だーいじょうぶ!英語わかんなくても!伝わればいいんだから!」と言って、アメリカ旅行の直前も全く英語を勉強しようとはしていませんでした。

 

対して母は、「英語ができたらねえ…」とよく言っているのに、「勉強してみたら?」と言っても「今からじゃねぇ…」とか「時間もないし、お金もかけられないし…」と言って、なかなか挑戦しようとしない。

 

確かに母はけっこう忙しく働いているので、時間はなかなかないのでしょうが、私には母が「英語は難しいもの」と思いこんでしまっているように見えてならないのです。

 

英語の文章を書くとなると、難しいことを書かなければならない。外国人とのメールのやり取りでは、件名もかっこいいのを付け直さないと。英語学習とは小難しいことに挑戦すること、苦労することだ。

 

そんなふうに思っているんじゃないか…。

 

でも、それでは自分自身で自分の前のハードルを高く高く上げてしまっていて、なかなか飛び越えられない。それで嫌になってしまったり、「どうして私はいつまでたってもできるようにならないんだろう…」と落ち込んでしまう。

 

だから「英語を身につけようと、高い目標を立てて長年がんばっているけれど、なかなか上達を感じられない」という人がやるべきことは、まずはハードルを適切な位置まで下げることだ。

 

総合英語Forest 7th Edition

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かくいう私も、例えば英語の会話の最中に「これのこと、英語で何て言うかわからないんだけど…」と言おうとするとき、

 

「Howを使う?Whatを使う?」

「“〇〇を英語で何と言うか”だから、“Aを英語でBと言う”の構造を考えて…」

「関係代名詞を前に持ってきて、 what it’s called みたいな感じ…?」

 → 「自信ないなあ。言うのやめよう」

 

みたいなことが以前はよくありました。

 

だけど過去の記事でも紹介したPodcast「バイリンガルニュース」でリアルな英会話を聞いていると、英語のコミュニケーションって本当に中学レベルの知識でも十分成り立つんだなってことがわかる。

 

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それなのに、日本人が英語で何か言おうとするときに、最初に考えつく文の構造がいかに難しいことか。

 

これはやっぱり教育の責任が大きいよなあと思います。例えば「今日は関係副詞について勉強します。“私はどうやったらその駅まで行けるか分かりません”という文を英訳しましょう」と言われたときに、howだの何だの使わずに

 

“I don’t know the way to the station.”

 

と書く生徒がいても、教師は決して眉をひそめたりしてはいけない。むしろそういう子がいたら絶賛したっていいくらいだと思うのです。そして「関係詞を使わなくても、こんなふうに簡潔に言えるんだけどね」ということを、同時に絶対教えるべきじゃないでしょうか?

 

というわけで、英語学習者はまず「自分で、目指す英語を難しくする」のをやめた方がいいなと思ったのでした。

 

 

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MY JOURNAL 英語で日記を書こう ([バラエティ])

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バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり

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ネイティブ英語なんて必要ない! フレーズばかり暗記しても、あなたが英語を話せないワケ

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YouTubeとマンガでso much fun! バイリンガール英会話

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 読んでくださってありがとうございました!

Yuki