読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

お絵描き中!

イラストレーターYukiの雑記

学生よ、内職せよ - 大学受験を通してわかった、人生で最も大事な2つのこと

高校3年生のとき、私は自分の実力より高めのレベルの大学を志望校に定めました。

 

しかし、受験勉強を始めてすぐに「このままでは、明らかに時間が足りない!」ということに気づき、なんとか勉強時間を増やさなければと思いました。

 

とはいえ毎日の生活の中には、掃除、全校集会、入試に関係ない授業など、受験勉強以外のことをしなければならない時間がたくさんありました。すでに授業中と帰宅後の時間を可能な限り勉強に充てていた私には、勉強時間をこれ以上増やすことは難しいように思えていたのです。

 

でも、このままではいけない。なんとか時間を作るしかない。

 

そう思った私は、模索の末に、それまで「勉強できない時間」だった時間を「勉強時間」に変える方法を実践していきました。

 

 

 

脳内でひとり勉強

学校では何かと「集められ、じっと静かに座って壇上の人の話を聞く時間」がよくあります。

 

それが無駄だとは思いませんが、受験勉強中で焦っていた身には「紙に印刷して配ってくれれば、集まる必要ないのに」と思ってしまうこともありました(嫌な子ですねー)。

 

そんな集会の時間を勉強時間にするために行った方法が、聞こえてくるスピーチの「脳内変換」です。

 

具体的には、前でしゃべる校長先生のお話を英語に訳してみたり…

f:id:Yuki222:20160407175138j:plain

 

話の中に出てくる言葉を、頭の中で漢字に変換してみて、書けるかどうかチェックしたりしていました。

f:id:Yuki222:20160407175209j:plain

 

この脳内変換はあらゆるときに使える方法でした。例えば「倫理」という選択科目は、私の受験にとってはあまり重要ではありませんでした。しかし、授業中には教科書や資料集を眺めながら本文を英訳してみたり、入試で出たら書けなさそうな漢字をチェックしたりして、有効な受験勉強の時間とすることができました。

 

 

人生で大切な2つのこと:「自由」と「能動性」

こうして勉強の機会を地道に増やしていき、私はなんとか志望校に合格することができました。そして同時に、この受験勉強を通して、ある重要なことを学んだのです。

 

それは、「頭の中だけは完全に自由だ」ということと、「能動的であることが何より大事だ」ということでした。

 

 

優等生だった私が内職で叱られた経験

「頭の中だけは完全に自由」というのは、「頭の外では好き勝手にしてはいけない」ということを、ある経験から学んだからです。

 

高校1年生の、英語の授業中のことでした。その日の授業は外国人指導助手 (ALT) の先生が日本人の英語の先生と一緒に行う、歌やゲームを交えたものでした。

 

私はもともとそういう「みんなで楽しく、参加型」の授業が苦手なところがあり、その上期末テストが近かったので勉強したかったということもあって、アクティビティにあまり真剣に参加せず、一人テストのための勉強をしていました。

 

すると、授業が終わった後、日本人の英語の先生が私に近づいてきて、はっきりとした口調で、私が自分勝手なことをしていたことを注意したのです。

 

f:id:Yuki222:20160407175617j:plain

 

当時、大人しくて目立つことを嫌う、典型的な優等生タイプだった私にとって、その経験は忘れられないものとなりました。

 

私が注意されるのを目撃したクラスメートの何人かが「でもまあ、あれは怒られるよね…」と言っているのを聞いて、さらに傷つきました。

 

そしてわかったのです。自由も大事だけれど、属するコミュニティでの心地よさも大切にしたいなら、自由の行使のしかたには気をつけなければならないと。

 

 

それでも自由を手放してはいけない

でも。それでも、

 

自由を手放して、人生を学校や会社の言いなりになって過ごしてはいけません。

 

それだと、「普通の人生」が手に入ります。

 

それを目指す人はそれでいいと思うのですが、「あれ、私、欲しいものが人とちょっと違うかも」と思ったら、道を外れないといけません。

 

そのときに、私はなるべく「普通の平和な状態」を望んでいる周囲の人たちを邪魔しない方法で、迷惑をかけない方法で、そっと道を外れていきたい。

 

それを目指すうえで大事なのが、「頭の中だけは自由」ということをわかっていることだと思うのです。

 

どんな強暴な指導者も、人の頭の中まで支配することはできません。私たちは、外見上は色々な社会的規律を守るべきだけれど、頭の中は100%自由です。そして人生を自分でコントロールし、変えていきたいなら、頭の中の自由を最大限に使うべきなのです。

 

そのために不可欠なのが能動性です。多くの人は、100%の頭の中の自由を持っていながら、その頭の中さえも外から支配されることを許しています。面白くないスピーチを「面白くないなあ」と思って聞き、つまらない仕事を「つまらないなあ」と思ってやり続ける人生を送ってしまうのです。

 

能動的になって初めて、頭の中の自由が有効利用されます。私は、学生たちに自分の自由をちゃんと使ってほしい。だけどそれは、授業中にあからさまな「内職」をしようということではありません。頭の中でできることのうち、そのときに自分が一番したい・すべきだと思うことで、人生の時間を過ごしてほしいのです。

 

最後に、白河桃子先生の著書からの引用。

 

ぜひ言いたいのが、勉強熱心になりすぎるなということ。残念ながら頑張れば報われる社会じゃないんですよね。したたかな努力をすることが大事なのです。

 

女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)

女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)

 

 

自由で、能動的で、したたかな人生を!

 

 

Yuki