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お絵描き中!

イラストレーターYukiの雑記

得意なことを組み合わせて、自分だけの仕事をつくりたい

考えたこと 仕事

2017年がスタートしました。

 

今年の、というより、人生の目標としたいことが自分の中で言語化できてきたので、書いておきたいと思います。

 

 

「得意なことを仕事に」ではもう不十分?

目指したいのは、「得意なことを組み合わせて、自分だけの仕事をつくること」です。

 

なぜ「好きな仕事に就く」ではないのか?

 

最近、「苦手なことではなく得意なことを仕事にする」や「既存の職業の中から、最も自分に合ったものを選ぶ」ということを目指すだけでは、もう不十分なのではないかと思うようになりました。

 

それだけではなく、「複数の得意なことを組み合わせて、自分専用の職業をつくる」という考え方の重要性を感じます。

 

 

一つの分野でトップを狙うな

今北純一著『自分力を高める』の中に、こんな一節があります。著者が若い頃に、自らのキャリアについて考えたことです。

 

 

「世界にはパワフルな天才や秀才がごろごろしているから、物理や数学のように何か一つの専門領域でトップになるのは無理だろう。

 

でも、専門領域と専門領域が接する境界領域なら、世界的に見ても人材が手薄だから勝負できるかもしれない。境界領域を自分の専門にしてしまえば、その第一人者になれるはずだ」

 

 

 

この言葉は、最近の私の考えをずばり言語化したようなもので、深く深く共感しました。

 

「世界一の料理人」や「世界一の歌手」を今から目指すのは難しいかもしれません。一つのものだけに打ち込んで、とことんまで究めるのは素晴らしいことだけど、これからは「この道ひとすじ」よりも、ふたすじ、三すじの道を歩いてみたハイブリッドな人材や、自分の色々な面を活かそうとできる人が、強い生き方ができるのかもしれない。

 

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例えば最近、"英語で落語を行う落語家"の方が複数登場しています。

 

立川志の春さんもその一人。彼は名門イェール大学を卒業後、三井物産に勤務中だったある日、ふらりと落語の講演に立ち寄ったことをきっかけに、突然落語の虜に。情熱の赴くままに落語の世界に入門し、8年の見習い期間を経て一人前に。現在は英語落語の活動を精力的に行っています。

 

こんな生き方もある 立川志の春 人生は一度きりだから「イェール大卒、三井物産経由、落語家行き」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

 

一番大好きな「落語」を軸に、得意である「英語」を活用して、最もやりたいことである「落語の魅力を人々に伝える」という仕事をしている。

 

志の春さんの生き方には、「得意の英語を活かして商社で活躍」や「日本語だけで講演する、幼少期からこの道ひとすじの落語家」といった生き方とは、また一味違う魅力を感じずにいられません。彼は武器を二つ持っていて、そのどちらも活かす仕事をしているのです。

 

 

 

 

合う仕事を「探す」のではなく、「作る」人たち

大好きでよく聴いている英会話ポッドキャスト「バイリンガルニュース」には、自分だけの仕事を作ったゲストたちがたくさん登場します。

 

例えば、「恐竜くん」の名前で活動する、サイエンスコミュニケーターの田中真士さん。子どもの頃から恐竜が大好きだった彼は、本場・カナダのアルバータ大学で恐竜について学んだ後、研究者ではなく「サイエンスコミュニケータ―」になります。

 

「研究者になって学術研究に従事するよりも、大好きな恐竜の魅力を一般の人々や子どもたちに伝える仕事がしたい」という思いから、恐竜展の企画・監修やトークショー、子ども向けテレビ番組への出演、本の執筆、得意のイラスト制作など、大好きな「恐竜」を軸に幅広く活動しています。

 

公式サイトのプロフィールページにある、「恐竜くん」という名前にした理由や、「さかなクン」の所属事務所に「恐竜くん」を名乗っていいか相談しに行った話は、彼の人柄を表していてなんだか好きです。)

 

下記リンクは恐竜くん作の恐竜イラスト。もはや画家やイラストレーターとして食っていけそうなレベルです。

 

ILLUSTRATIONS|恐竜くん | 公式サイト

 

でも彼が選んだのは、「絵が得意だから画家に」という道でも、「トークが得意だから司会者に」という道でもありませんでした。選んだのは「得意の話術や画力、知識、英語力を武器として総動員して、大好きな恐竜について語る」という仕事。大好きな「恐竜」を核に、そのほかの「好き」や「得意」を詰め込んで、いちばん楽しい生き方をしている…という風に見えます。

 

ほかにも、「数か月働いたら、数か月間旅をする」というスタイルで生きる「エンジニア冒険家」の高橋有希さん、大好きなフリーダイビングを仕事に世界で活躍する「水中表現家」の二木あいさんなど、唯一無二の仕事を作り出して生きている魅力的な方々がたくさんいます。

 

彼らに共通するのは、大好きなことを思い切りやって、それまでなかった自分専用の職業を作ったということ。そうしてできあがった彼らの生き方は、安定してるとか儲かってるとかのレベルを超えて素敵です。

 

そしてそういう働き方・生き方は、大好きなことをいくつも贅沢に組み合わせてこそ可能になるのではないか…と思うのです。

 

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大好きなことを組み合わせたら、どんな仕事になるか想像してみる。

 

実現までに何年かかるかわからないけれど、人生の中で絶対にいつかは「これしかない!」って思える生き方ができるようになりたいし、そうする人がどんどん増えてほしい。

 

ここ数年は、「これは絶対に違う」と思うものとお別れする期間だったように思います。ほんの少しだけど、それも前進だったと思って、今年はもっともっと理想に近付いていけたらな…と思います。

 

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