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お絵描き中!

イラストレーターYukiの雑記

20年前にサッカーボールの柄を調べるために私がやったこと

パートナーと「ネットがない時代に戻ったら生活できないよね」という話をしていて、ふと子ども時代のあるエピソードを思い出しました。

 

20年ほど前、私が小学1年生くらいのときのことです。

 

学校の課題で「交通安全がテーマの絵を描く」というものがあり、私は「男の子がサッカーボールを追いかけて道路から飛び出し、その子をひきそうになった車の運転手が驚いて急ブレーキをかける」という(何ともありきたりな)シーンを描こうとしていました。

 

自宅で画用紙に下描きを始めたのですが、一つ問題が。サッカーボールの柄がわからないのです。白と黒で、五角形か六角形が組み合わさった柄だったような気がするけれど、何となく想像で描いてみても、どうも納得いかない。

 

実物を見たいけれど、我が家にサッカーボールはありません。サッカーボールが載っている本なども無さそう。お父さんに聞いてみても、お手上げ。書店や図書館へ行くにも、ちょっと遅い時間でした。

 

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悩んでいると、母が「そうだ、熊本のT子おばさんに聞いてみたらわかるかも!」と助言をくれました。T子おばさんとは母の妹で、彼女にはサッカーが好きな小学生の息子がいるのです。

 

早速、熊本に住むおばさんの家に電話しました(当時私たち一家は関東に住んでいました)。母の予想通り、おばさんの息子はサッカーボールを持っていて、おばさんがボールを見て確認してくれました。

 

「ボールの柄は五角形かな?六角形かな?」と聞くと、返ってきたのは「五角形も六角形も、両方あるよ!」という予想外の答え!

 

ここで皆様に「正解」をお見せすると、サッカーボールはこんな姿。

 

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黒い五角形の周囲に白い六角形があるんですね(今はこれとはちょっと違う、かっこいい柄のサッカーボールもあるみたいですが)。

 

このなかなか言葉では伝えにくい柄を、おばさんは電話口で一生懸命説明してくれました。

 

で、結局私がサッカーボールの柄を上手に描けたのかというと…実は、肝心のそこは、よく覚えていないのです。

 

ただ、サッカーボールの柄がわからなくて、両親に相談して、どこかに写真や絵がないかと探して、最終的に母が遠くに住むおばさんに電話してくれて、おばさんが教えてくれて…という一連の経験を、すごくよく覚えているのです。

 

たぶん、小学1年生の私にとって、なかなか壮大な「調べもの」の経験になったのだと思います。

 

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現在では、サッカーボールの柄なんて、ネットで検索すれば数秒で調べることができます。

 

本当に便利でありがたくて、やっぱりもう今からネットなしでは暮らせないけれど、このときのことを思い出して、ネットなしの子ども時代も、なかなか面白かったかな…と思いました。

 

調べるということに関しては、想像や工夫の余地がほとんどないくらい便利な時代だけれど、「もし今ネットがなかったら、これを調べるにはどんな手段があるだろうか」ということ、たまに想像して遊んでみるのもいいかもしれません。