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お絵描き中!

イラストレーターYukiの雑記

出産、子育て、アンガーマネジメント…田房永子さんのエッセイ漫画で人生はもっと生きやすくなる!

書評 いいもの

漫画家・田房永子さんの作品が、すべての人におすすめしたい良書です。

 

「ママだって、人間」

最初に読んだのがこちらの作品。

 

 

かなりシュールな感じの絵柄で、はじめは「苦手な絵柄かも…最後まで読めるかな?」と思いましたが、読み進めるうちにどんどん引きこまれていき、共感と納得の連続でした。

 

「子育ては大変だけど赤ちゃんがかわいいから幸せ」のような、「ママとしてのあるべき姿」に対する違和感。

 

そして「リーダー格の女性」や「リーダーの側近タイプ」など、大人になってからは避けてきた苦手なタイプの女性たちともまた付き合わないといけなくなるのが、ママになるということなのか…という不安にも言及されていて、頷きまくりです。

 

「うちの子泣いてすみません!」と謝ってくる「先手謝罪ママ」のせいで、本来赤ちゃん泣き放題のはずのママさんヨガ教室が「泣くのは迷惑」という雰囲気に支配されそうになったとき、対抗するために田房さんが行った「結界を張る」ということなど、「なるほど」と思うエピソードも満載です。

 

私はまだ子どもはいませんが、「ママになるということ」や日本の女性社会の特徴を本当に鋭い分析力でとらえ、豊かに表現されていて、子育て中である・ないに関わらず全ての人におすすめできる作品です。

 

また、こちらの記事で「母親像」について語った田房さんのインタビューが読めます。「妊娠したら、いきなり“ママ枠”として社会の一員にされた感じがした」というお話は、なるほど…と思いました。

 

田房永子 | ママ枠入りしてから“武士”になってしまった | エンタメウィーク

 

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「キレる私をやめたい」

こちらは最近、ヒット作「東京タラレバ娘」の作者で、漫画界一の生産性を誇ると言われる漫画家・東村アキコさんが雑誌のインタビューで、「この作品を読んでから怒らなくなった」と言っていたので、読んでみました。

 

 

私は「キレていた頃」の田房さんとはむしろ逆で、怒りや悲しみ、悔しさといった感情をうまく外に出すことができず、一人でため込んでストレスへと育てていってしまうタイプ。

 

なのでキレてしまう人の気持ちやつらさはわからないのですが、田房さんがキレるパターンを見つけたエピソードや、とうとうキレなくなるまでのプロセスから、怒りや悲しみといった感情をどうコントロールしたらよいかについて、すごく良い学びを得られました。

 

「大事」が起こってしまった夜のエピソードを読んだときは、感動して思わず涙…。

 

最近とても思うのですが、感情のコントロールができるようになると、それだけで人生幸せになれるんですよね。

 

お金がなくても、怒りや悲しみを冷静に取り扱う習慣さえ身につけていれば、取り乱さずにいられる。悩むにしても建設的に悩めるし、ロジカルに考えられる。だから打開策も見つかりやすい。

 

最近「すぐやる」ことができるようになったことに加え、自分で感情をコントロールできる幅が広がってきたことで、日々の幸福感が大きく増しているように思います。

 

 

「母がしんどい」

田房永子さんといえば、実のお母さんとの関係をテーマにしたこの作品。同じ悩みを持つ人々の強い共感を集めて話題になりました。

 

 

田房さんが、幼少期から自分を支配してきた母とのしんどい関係をやめ、母と決別し、自分の人生を自分の手に取り戻すまでのお話。

 

こちらは私はまだ読んでいないのですが、母娘関係に悩んでいる方や、母になる立場として「母娘関係のこじれ」に備えたい方には、きっと大きな力になる一冊だと思います。

 

 

田房さんの作品ではどれも、人生の中の小さいけれど重要な問題意識を、徹底的に突き詰めています。全ての作品に共通するメッセージは、「何で?どうして?嫌だ!と思うものを、何とかしたい」という気持ち。そして「何とかしてみるには、こういう方法があったよ」「この方法を実践してみたら、こうなったよ」と具体的なことを”人生を張って示している”という点で、他の自己啓発書とは一線を画しています。

 

興味のある作品があれば、ぜひ読んでみてください!